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MY  LIFE

MY  LIFE

第三話☆  AFTER A COMMA-SHAPED DESIGN

 辺りは夜になり人気は少ない。っていっても、森の中には普段から人はあまりいないが……
 もう戦いは始まっていた。戦いを止めるものはいない。

『厭希様、きおつけてください。戦ってみて力はたいしたこと無いのがわかりましたが、どうやらあなたを狙っているようです。』
『このくらいの敵なら冒険ライセンスを取るときの訓練兵ぐらいの強さだろ。』
そういい、エンと、厭希は、敵の剣を避けるため左右にばらけた。
『しかし、訓練とはちがいますよ。本当にあなたを倒そうとしています。』
敵の剣を自分の剣で受けると後ろに飛びながらエンがいった。
『そんなこたぁわかってるって、まぁ心配しなさんなって。来るぞ!トラァ』
敵が剣を振り上げたと同時に腹に一発。敵は剣を落とすと、気絶した。
厭希が剣を拾った時、すでにほかの11、12、13だな。13人を倒していた。
さすがはもと幹部、
『エン、こいつらどうするの?』
『もちろん、捕まえます。後から私の部下が来るようになっています。』
『なるへそ。』
そういいつつも縄で一人ひとり、木に縛り付けていた。
『これでよしっと、じゃあ行きましょうかねぇ、大丈夫……ですね。』
『もちのろんだぜ。こんなやつら相手じゃねぇよ。』
実質一人しか倒してないがまぁいいや。
『少しあなたを甘く見ておりました。すいません。おっと、今の言動もすいません。ただ思ったよりぜんぜんお強くびっくりいたしました。』
まぁハーヴェストだしぃ。
『敬語使いすぎ、聞き取りずらい。先急ぐんだろ。行こうぜ。』
『すみません。』
足早に二人はその場を離れた。

『ルイファンなかなかやるわ、こいつら。』
自称隊長と、その周りにいる兵は、半分近くになっていた。
《こちら敵にやら、グワァ……》
『畜生、途切れた。お前ら何者だ?なかなかやるようだが。』
『おい、お前たち。』
なにやら部下たちを集めた。
『なんでしょうか?』
『こいつら相当強い、あれをしろ。こいつらはもういい。あいつらだけでも連れてけ。』
『ヘイ。』
部下たちはルイファンたちに向き直った。
部下の一人がなにやら大きなものを投げた。
大雅がその物体を斬ろうと剣を振りかぶった。
『やめなさい。大雅!』
……!一秒コンマ遅かった。大雅が振りかざした剣の切っ先にその物体が触れてしまった。
その物体は破裂して中から白い煙が出てきた。煙幕だ。
この煙に乗じて逃げるきか?
『ヒナ、大雅、大丈夫ですか?』
『…あぁ』
『…はい』
『どうやら逃げられましたね。』
三人は武器を納めた。

『なんだ、こいつら。』
『おい、今隊長からこちらへ向かっているそうだ。とりあえず距離を置きつつ退治してろとのことだ。』
『了解。』
桜と、大助は、敵の半分を倒したようだ。
『抵抗するのはやめたらぁ!?無駄ですよん。』
桜が拳銃で敵の撃った弾を打ち落とすとそう言い放った。
『うるさい、我々はお前たちを倒さねばいけないのだ。』
『学習能力ないですね。大助君ころしちゃだめですよ。』
敵の後ろに回りこんでいた大助にそう言い放った。大助は敵の首を掻っ切ろうとしていた。
『御意』
剣の柄で敵を殴った。
『隊長たちも来ないゆえ、ひとまず帰りましょう。桜どの』
『は~い、でも残りの人たちどうします?』
指を指されて少し後ずさった。
そのとき桜と大助の後ろから自称隊長が来た。
『おい、大丈夫か?こいつらか?あいつらの部下ってやつは!』
『ハイそうらしいです。』
隊長が来たことで再び敵の大半は気力を取り戻した。
『また来たんですかぁ?』
『お前らそんな余裕ぶっこいてられるのも今のうちだけだぞ。先ほどリスパンスさんに連絡をしておいた。』
『レヴァさんが来てくれるならもう大丈夫だ。』
レヴァという、男只者じゃないと見た。
ヤンキースだったらまさに松井!
『そのレヴァさんって言う人つよいんですかぁ?』
一歩前に隊長が踏み出した。
『お前らなんて、リスパンスさんがくるまでの命だ。今城を出たらしい。もうすぐつくぞぅ。はっはっは。終わりだなぁ。お前ら。』
言った瞬間周りがざわついた。いや、森が何かにおびえているような感じだ。
『誰だ!』
大助の声に無反応でその場に現れた。
その男は背が高く、大柄の男だった。手に武器らしきものは、確認できない。
『もう来たのですか?早かったのですねぇ。』
『そんなことはどうでもいい、そんなことよりお前誰だ?』
『そんなぁ、私は隊長の……!』
話の途中で自称隊長は、その男に切られた!?手には何もないのにって言うかでかい男は、動いても無いのに、勝手に自称隊長は倒れた。
まぁ結局最後まで名前は知らずじまい。可愛そうに。

『あの大柄の男の人今動きませんでしたかぁ?』
『なにやらいやな雰囲気を感じる。』
仲間を倒した!?大柄な男から少し二人は後ずさった。
『桜、二発打て。』
『了解』
言った直後、西部劇であるような早撃ちで弾が二発桜から飛び出た。
……カキーン………!!!!……
『あれぇ、あたってないですねぇ。』
『また、またあいつは動いてない。しかしはじかれている。懐に何か隠しているか、なんか変な能力を使う、なるべく距離をおけ。』
大体、大柄の男と距離が10メートルくらいになった。
『オッケー、大助ちゃんこそきおつけてねぇ。』
大助は、無言でうなずくと、剣を構えた。
その後先に動いたのは大柄の男のほうだった。
『おっと、相当警戒してるねぇ。』
大柄男が近づいた瞬間二人は後ろへ飛んでいた。
『当たり前だ。』
『何しろ、能力が分かりませんからねぇ。どうしましょうか、』
大柄の男は一歩前へ踏み出た。何か、めんどくさそうな顔だ。
『距離を置こうが、お前たちがやられるのは、時間の問題。無様に逃げるとは、なんと情けない。』
明らかに挑発だ。追いかけるのがめんどくさそうな顔でいうんだもん。もっとポーカーフェイスにいかなきゃバレルって……
『大助ちゃん挑発だよ。分かってるよねぇ。』
『潰す!』
だめだこりゃ、っていっても、ドリフじゃないよ。
『大助ちゃん……だめだ、完全に頭に血が上っちゃってる。』
大助は地を蹴った。あの小さいからだとは、思えないほどの足の速さだ。
『こんな扱いやすいやつも珍しいなぁ。』
大柄の男は大助を迎え撃とうと、構えた。
………一瞬の攻防、二人とも最初の立ち居地とは逆にたっていた。
『なかなか、やるなぁ、さすが彩炎城の者だけはあるな!』
『お褒めの言葉頂、礼を言いたいところだが、貴様もなかなかやる!』
めったに無い無口!?大助の長台詞。
二人は、それぞれ各部に傷を負っていた。大助は、腰にかすり傷、大柄の男は太もも辺りにかすり傷がついていた。剣で斬ったようだ。
『これで分かった、お前探検を隠し持ってるな!桜サポート頼む。』
『オッけぃ!』
二人はそれぞれの武器を構え大柄の男に向かって、走りだした。
けん制の一手として、桜が銃弾を4,5発撃った。
その銃弾を先ほどと同じように、何かではじいた。
しかし、後ろへ大助が回りこんでいた。そのまま後ろから斬りかかった。
大柄男は、懐に忍ばせておいた短剣でそれを受けた。
『やっと、使いましたねぇ。』
二人でかかってやっと剣を使わせるくらいだ。大柄男の潜在能力は計り知れない。
『俺に剣を抜かせるとはな、お前たち本当にやるようだな。名前ぐらい教えてやろう、私の名前はレヴァだ。』
『……!?』
『いきなりどうして、名前なんて言ったんですか?別にしりたくありませぇん』
ベ~っだ!
『俺の名前を聞いて、生きている敵はいない。なぜだか分かるか?』
『………?』
『知りませんよ、そんなの!あなたのことなんて知りません。』
べ~っだ!
『みんな死んでるからだよ、俺の名を聞いて生きているやつはいない。』
『それは今までの話だ。俺は大助。』
『私は桜、私たちもその伝説作らせてもらいます。あなたを倒して……』
『おしゃべりはそのぐらいにしましょうか……』
大柄の男は二人に向かって駆け出した。
三人が交錯する。
大柄の男が放った一撃で、桜の銃と、大助の剣に傷がついた。
『磨ぎ方が足りませんね。』
『口のへらない……』
大柄の男へ飛び掛ろうとする大助を制止した。

『大助ちゃん、落ち着いて、短気なのは大助ちゃんの悪い癖だよ。よ~く考えて、あの武器リーチが短い。オーけぃ?』
返事の変わりにうなずいた。
『ってことは、私の武器も大助ちゃんの武器も使おうとすれば遠くから攻撃できるってことよ、だけど、それはあっちも同じ、私たちと同じく隠しの一手があるかもしれないの、今までの動きで分かったけど、あっちは、スピード、パワー、戦闘技術すべて負けてるの、私たちが勝つには、遠距離を保ちつつ、攻撃するの、いずれ必ず相手は飛び込んで勝負を着けに飛び込んでくるわ。あの性格は、明らかに大助ちゃんと同じ短気だから。いいそして飛び込んできたら大助ちゃんのその剣で勝負を決めてね。』
『あっちのほうが早いし、武器も短い……』
『あぁ、大丈夫よ、飛び込んでくるほうが攻撃に入るにはちょっと時間がかかる、それであなたは城で特訓を受けた。あなたの剣のスピードは時速200キロ、そして相手は時速300キろくらいかな?それで相手は遅くなるんだから、大体、250キロそれでもあなたは、まだ勝てない。だけど、最後にこっちだって動くわよ、私が彼に向かって、銃弾を撃つ、そしたら……分かるよね!?』
『御衣』
二人はまた大柄の男から遠ざかった。
『話がながいですねぇ、逃げの一手でも考えてたんですか?もう待ちませんよ。』
大柄の男が二人を追撃するために距離をつめた。
『今よ、大助!』
大柄の男に向かって剣を振り下ろす動作に入っていた。そこに大柄の男が短剣を向けた。    
……ドン、ドン……
そこに二発の銃声、大柄男は、それを短剣で受けに行った。
『よし大助!』
『………!』
『危なかったですねぇ。』
『二刀流!?』
『クッ』
……キン……
大助は剣を引いた。

敵は桜の銃弾を2発短剣で受けると、大助の攻撃をもう一個の短剣で受け流した。
『今のは危なかったですねぇ。』
『読みが浅かったなぁ。あらら。』
『桜、どうする?』
『そろそろかな?私が何も考えないと思う?あなたの足元にあるのは何かなぁ?』
大柄男はすぐさま足元を見た。
……ゴツ……
そこへ一撃…ルイファンだ。
『うぇ~ん、ヒナさ~ん、こわかったよぅ。』
桜はヒナに飛び込んだ。さすがはまだ中学生。
大助のほうは、ケロっとしている。
『大丈夫だったか、大助。』
『ハイ』
ルイファンが大柄男を調べていた。
『ルイファン様、何か分かりましたか?』
桜を宥めてから、ヒナがルイファンのほうへやってきた。
『う~ん、こいつはどうやら賞金首のようですね。名前は……』
『レヴァって言ってたよ……』
『桜、あなたは話さなくていいから、涙拭きなさい。』
『はぁい。グスン……』
ルイファンは、なにやら賞金首リストを持っていた。
『ルヴァですかぁ。これは厄介ですね。
『何が厄介なの?ルイファン!』
独り言のようで独り言ではない、言葉に疑問を持ったのか、厭希が質問した。質問したら成績アップ!
『あのですね。ルヴァって言う男は昔捕まった男なんですが、この前脱走したそうなんですが……誰かの手助けによって逃げたらしいのですが、そのとき逃げたのが凶悪なグループがまとめて逃げてしまったのです。こいつはその中の一人。下手をしたら雷仂界にそのグループがかかわっている可能性もありますね………まぁ大丈夫ですね。城に帰りますよ。』
『みんなぁ、城に帰るって!』

みんな帰った頃には夜明けだった。
『おぅ、お前らよく帰ったな、無事だったか!』
王が城の外で待っていた。
『すいませんでした。』
ヒナと、大雅の二人が頭を下げた。
『頭を上げなさい。もう怒ってないから。』
二人はおずおずと頭を上げた。
『その代わりこれからは、もう絶対このようなことは起こさないこと。分かったな!』
『はい』
『それでは中で晩餐会でも開くか。厭希お前の挨拶もあるだろうしな。』
一向は言われるままに王についていった。

晩餐会が始まったのだが席にはヒナ、大雅、王、ルイファン、あと双子の子かな?二人、
『確か、幹部は10人だったろ?4人しかいないジャン。あとの6人は?』
ルイファンが申し訳なさそうに言った。
『仕方ありません。残りの幹部はどうやらあなたが若様だということを納得なさっておりません。』
なにぃ!?じゃあつまり、俺に、ほかの幹部を納得させるように活躍しろ!とでもいうのかよ。
『すまんな、あいつら自分勝手ばっかりで、ワシの言うことも聞かんのジャ。』
『まぁしょうがねぇじゃん。じゃあ楽しくやろぅ。』

ってなわけで少ないながら、乾杯!
数時間後……
『ワシは、のぼぉる~~、しろのおぅ~~』
ジャイアンかい!
もうみんな泥酔いだった。小学生のはずの大雅でさえ飲んでいた。
『それでは私は仕事がありますので……』
さすがは王の補佐役、ルイファンだけはまったくよっていなかった。
『失礼します。』
出て行った。
『よし、俺も部屋にもどろぅ。』
そのとき双子のうちのどっちかは分からないが歩いてきた。
『私は美穂、あそこで倒れてるのが里穂だよ。よろしくね。若様!』
俺と同い年か、もっと下か?上ではない。上だったら悲しい。俺より背が小さいし、ここのしろみんなお酒好き!?
まぁ俺も帰ろうと!
なんか、いづらい雰囲気。

そして翌日
ツバメがチュンチュンないている。
『リンキ、遅刻するぞ。』
『はぁい、あぁあ!』
大きなあくびとともに学校へ出て行った。
『あ!やっべぇ、ニッシーがいない。もういったかぁ?』
ダッシュで学校へ向かっていった。
         THE-END TO BE CONTINY








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